「タクシーを呼びたいけれど、なかなか捕まらない」「支払いのやり取りが面倒……」。
そんなこれまでのタクシー利用の常識を覆したのが、スマートフォンひとつで配車から決済まで完結する「タクシー配車アプリ」です。
今や都市部だけでなく地方でも普及が進むタクシー配車アプリ。
今回は、その利用状況や人気の理由、タクシードライバーにとってのメリットなどを紹介します。

ICT分野における市場調査やコンサルティング・マーケティングを専門とする調査会社・株式会社ICT総研が2024年6月に発表した「タクシー配車アプリ・ライドシェア利用動向調査」で、ICT総研の需要予測では2024年末の日本国内のタクシー配車アプリの利用者数(ユニークユーザー数)を1,664万人と推計しました。
利用者数はアプリの普及と配車サービス登録車両の拡大により今後も増加傾向で、2025年末に1,775万人、2026年末に1,915万人、2027年末に2,055万人になると予測。
ライドシェアサービスの利用者数は2024年末に81万人、2027年末に452万人に増加すると見込まれます。
また、一般ドライバーが自家用車を使いアプリを通じて乗客を送迎サービスするライドシェアサービスの利用者は、2024年末に81万人、2027年末に452万人に増加すると見込まれています。
ICT総研が2024年4月に実施したWebアンケート調査の結果では、「最近1年以内にタクシー配車アプリを使って配車サービスを利用したことのある人」は889人、利用したことがない人は3,466人でした。
利用者は20代~40代が約74%を占めています。
Webアンケートを実施した4,355人のうち、利用率は20.4%。3年前の調査では利用率14.8%だったことから、5.6%増加しました。

近年ではさまざまなタクシー配車アプリが展開されていますが、同社の調査結果では『GO』の利用者が最も多く545人。2位は『DiDi』で290人、3位は『Uber Taxi』で229人で、都心部を中心とする『S.RIDE』は4位で126位でした。
また、ICT市場調査コンサルティングのMM総研(以下、MMRI)も2024年7月に「モビリティサービスに関する調査」を実施。
東京都、愛知県、大阪府、京都府、福岡県に住む15歳~79歳の男女4万5037人を対象にウェブアンケートを行い、タクシー配車アプリに関する利用実態をまとめました。
タクシー配車アプリを「利用したことがある」と回答した人は、東京都が16.2%と最も高く、京都府が13.9%、大阪府が12.6%と続きました。愛知県と福岡県は10%以下でした。
調査結果によると、利用経験のあるタクシー配車アプリでは『GO』が5都府県すべてでトップでした。東京都と愛知県では2位に30ポイント以上をつけています。
『GO』は最大手としての知名度があるだけでなく、ほぼ全国にサービスエリアを広げています。普段使い以外にも旅行先や出張先でも同じサービスを利用できる点などが支持を集めました。

また、公正取引委員会は2025年4月に「タクシー等配車アプリに関する実態調査」の結果を発表しました。
配車アプリ事業者5社、タクシー事業者とその協同組合17者、消費者団体2団体、タクシーメーター製造販売事業者2社、鉄道事業者及び空港管理者5社、地方公共団体1741団体(うち1072団体が回答)を対象にヒアリング及びアンケート調査を実施しました(調査機関は2024年6月から2025年3月の約半年間)。
その結果によると、配車アプリはスマートフォンを用いて旅客が自身の位置情報をもとに配車依頼を行い、近くにいる空車タクシーとのマッチングを行うため、従来の無線配車や街中での流しに代わる新たな手段として定着しつつあります。
特に東京都特別区、武蔵野市、三鷹市においては、アプリ配車の利用割合が23.4%に達しており、都市部における配車アプリの浸透が顕著でした。
一方、地方都市では依然として利用率が低く、秋田市では5%にとどまっているなど、地域格差も明らかになりました。
こうした調査を見てみると、地域差はあるものの、タクシー配車でのアプリ利用やアプリ導入は勢いを増していることが分かります。
利用者は電話をかけたり道端で探したりすることなく、手元の操作で確実にタクシーを呼ぶことができるため、いざという時に便利です。
また多くのタクシー配車アプリが初回利用時や友達紹介時に割引となるクーポンなどを発行しているため、気軽に試しやすいメリットもあります。
また利用者だけでなく、タクシードライバーにとってもメリットがあります。これまでも無線配車やタクシー乗り場などでの乗車や企業のタクシーチケットなどはありましたが、売り上げのためには流し営業など自身の経験や勘によって街をまわる必要がありました。
タクシー配車アプリによって、タクシードライバーは簡単にお客さまを見つけることができ、事業者にとっては売上機会の増加が期待される仕組みとなっています。
「稼ぎにくい」「低収入」と思われがちなタクシー業界ですが、タクシー配車アプリの普及により営業しやすい環境が整っています。
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