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大手タクシー会社が積極採用!コロナ後を見据えて人材確保へ

新型コロナウイルスの影響により、2020年から今年にかけて、移動や観光などに制限が出ています。そのため一時期は、タクシー業界も経済的な打撃を受けました。しかしコロナ禍でも、フードデリバリーやお買い物代行などさまざまな新サービスを企画し、新しい生活様式に合ったサービスで運行を続けているタクシー会社もあります。そういった企業はコロナ禍でも積極的に採用を行っています。

タクシーは「他の乗客と密になる」という状況を避けて移動できるため、エッセンシャルワーカーとしても必要とされています。

今回はコロナ禍でも積極的に採用を行なっているタクシー会社をご紹介します。タクシードライバーへの転職をお考えの方や、タクシー業界に興味のある他業種の方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

再スタートを応援!積極採用を行うタクシー会社

第一交通が打ち出す「雇用創出プラン2021

福岡県北九州市にある大手タクシー会社・第一交通グループは、2022年3月までにタクシードライバー2,000人を新たに採用すると発表しました。コロナの影響で従業員の雇い止めや新卒採用枠の縮小・内定取り消しといった事態が起きていますが、こうした暗い現状を打破するため、「雇用創出プラン2021」と題して「再スタート応援キャンペーン」を打ち出しました。

第一交通グループは、全国34都道府県に127社を構え 、47都道府県452社のタクシーネットワークと提携している大手。全国に営業所を200ヵ所持つ強みをいかし、2,000人を全国に配属します。採用内訳は大学新卒200人、高校新卒100人、中途採用1,700人。基本的には正社員採用ですが、希望者には副業での採用も検討するとのこと。コロナの感染収束後に「人の移動が再び活発化すること」を見据え、第一交通グループ全体で1万5,000人体制となるよう人材確保に取り組みます。

第一交通では観光や夜間のタクシーの需要は減ったものの、昼間の買い物や通勤などの短距離利用は増加しているといいます。同グループの路線バス部門などは減便されていますが、そのエリアの公共交通網を補完する「乗り合いタクシー事業」を増加したことで、タクシーの稼働は増えています。また最近では「新型コロナワクチンの輸送にタクシーを活用する」という動きもあり、タクシードライバーのニーズは増えていくと考えられます。

第一交通では、コロナで雇い止めにあった人々はもちろん、タクシードライバーの若返りも含め子育て世代や若年層の積極採用に力を入れています。そのため二種免許取得費用は同社が負担し、今後は事業所内保育所なども整備していく予定です。女性専用トイレや更衣室なども完備しており、さまざまな年齢層、世代が働きやすい工夫がされています。

さらに応募者採用時の引っ越し代補助や、運行管理者、観光マイスター、行政書士、社会保険労務士といったキャリアアップに必要な資格取得もサポート。未経験者にも「メンター」と呼ばれる指導員をつけ、丁寧に指導。研修時の日当も支給されるため生活も保障されます。

またコロナ禍ということもあり、現在では「WEB会社説明会・面接会」も積極的に行なっています。コロナ禍で転職をお考えの方や、タクシードライバーに興味のある方にとって、大手の第一交通グループが積極採用に取り組むというニュースは朗報ではないでしょうか。

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MKグループ 例年の約2.5倍の2000人採用

MKタクシーグループ

京都府京都市に本社を構え、「MKタクシー」としておなじみのエムケイ株式会社も、2021年度に2,000人を新規採用することを発表しました。札幌、東京、名古屋、大阪、福岡など全国にグループ10社を展開しており、グループ10社で採用します。コロナ禍で求められる「個人輸送手段」としての役割や収束後の需要回復を鑑みて決定されました。主に中途採用を中心としており、タクシードライバーだけでなく整備士なども採用。2,000人は、例年の約2.5倍となる数字です。

コロナ禍で観光需要などは打撃を受けたものの、MKグループでは飲食のデリバリーや医療従事者支援、法人向けハイヤーなど、コロナに対応した新たなサービスに取り組んできました。特にタクシー・ハイヤーの特性が注目され、企業の役員車としてのハイヤー利用、運行管理の需要が高まりました。さらに専用改造車を開発しコロナ軽傷患者の移送や救急車の運転業務なども行い、ひっ迫する医療業線の支援なども行ってきました。

コロナ禍に柔軟に対応したMKグループは、タクシー事業分野がこの1年間で急速に広がったことを実感。コロナ禍を通して「ハイヤー・運行管理」「医療体制の支援」「貨物事業への参入」という事業拡大をさらに進めるため、採用強化を決めました。

今後2025年には大阪万博が控えています。コロナ収束後は、再度観光需要が盛り上がることが考えられます。空港送迎や観光貸切、インバウンド対応などは再度必要とされるでしょう。こうした流れの中で、タクシードライバーのニーズはさらに増えることが期待されます。

さらにMKグループは、2025年までに全車両をEV車(電気自動車)に切り替えることを目標としています。EV車だけでなく、次世代燃料車なども導入予定です。その際、自社にて修理点検や一般向け自動車整備サービスなども行いたいと考えており、整備士の育成に力を入れています。

MKタクシーグループ
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タクシードライバーへの転職はタクルートから

コロナ禍で大きな打撃を受けている経済。タクシー業界も観光や夜間利用が減ったことで稼働車両を減らすなど、さまざまな影響を受けています。しかし、タクシーは「エッセンシャルワーカー」として生活の支えになる乗り物です。そして今後を見据えた時にコロナ収束後の観光復活や、新たな生活様式の場でのタクシーはさらに必要とされるでしょう。

コロナ後を考えて「積極的にタクシードライバーを増やそう」と取り組んでいるタクシー会社はたくさんあります。

コロナによって雇い止めや内定取り消しにあった方、また新たな仕事をしたいと考えている方は、タクシードライバーという職業を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。タクシードライバーへの転職に興味のある方は、「タクルート」からご応募くださいね。

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