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セダン型とJPN TAXI、タクシードライバーの「オフィス」となる車両の違いとメリットを解説!

タクシードライバーとして働く上で、一日の大半を過ごす「車内」はまさに自分のオフィス。タクシー車両にはどんな種類があるのでしょうか。

これまではタクシー車両の構造要件により、後部ドアの開口面積や後部座面形状などに縛りがあり、タクシー車両として使える車両が限定されていました。しかし2015年以降に構造要件が廃止され、タクシー会社はタクシー車両を自由に選ぶことができるようになりました。現在は長年親しまれてきた「セダン型」に加え、背の高い「ワゴン型(JPN TAXI)」が増えてきています。

「新しい車の方がいいの?」「昔ながらのセダンの方が運転しやすい?」。そんな疑問を持つ方に向けて、今回はそれぞれの車両の特徴と、ドライバーだからこそ実感できる利点を詳しく解説します。

伝統と信頼の形:「セダン型(クラウン・コンフォート等)」

長年、日本のタクシーと言えば「セダン型」でした。TOYOTAのクラウン、クラウン・コンフォート(2017年に生産終了)、ハイグレード車両のクラウンセダンや、セダンとSUVを融合させたフラッグシップモデルのクラウンクロススオーバー、日産のセドリック(2014年に受注終了)などです。車高が低く、安定感があるのが特徴です。黒や白、黄色、緑色など車体の色もカラフルで、現在でもベテランドライバーや特定の層から根強い支持があります。

【ドライバーにとっての利点】

・小回りの良さと運転感覚
セダン型は回転半径が小さく、狭い路地での転回やUターンが非常にスムーズです。また、車高が低いため横風の影響を受けにくく、高速走行時の安定感に優れています。

・「高級感」による接客の演出
特に黒塗りのセダンは、役員送迎や冠婚葬祭などのフォーマルなシーンに最適です。「ハイクラスな運転手」というプロ意識を持ちやすいのが特徴です。

・トランクの独立性
客室とトランクが完全に仕切られているため、大きな荷物を載せても車内に音が響かず、プライベートな空間を保ちやすいという利点があります。

【お客様にとっての良さ】

・「セダン派」の根強い人気
ビジネスシーンでは「タクシー=セダン」というイメージを持つお客様も多く、静かに落ち着いて移動したい方に好まれます。

次世代のスタンダード:TOYOTA「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」

「JPN TAXI」は2013年に東京モーターショーで初めてコンセプトカーがお披露目され、2017年から実際に販売スタートした日本のタクシー専用設計モデルです。街中で見かける深い紺色(深藍色)の車両がこれにあたります。深藍色は「ジャパンブルー」とも呼ばれる日本の伝統色です。

従来のタクシーとは異なるワゴンタイプで、ユニバーサルデザインを取得。室内空間が広々と確保されている高機能車両です。またTOYOTAが開発した安全機能「Toyota Safety Sense」を搭載。事故の危険を察知すると自動的に作動する衝突回避支援システムなど、安全性の高いつくりとなっています。近年では多くのタクシー会社で採用されています。標準グレードの「和(なごみ)」と、上級グレードの「匠(たくみ)」があります。

【ドライバーにとっての利点】

・圧倒的な視界の広さと疲れにくさ
セダンに比べて座面が高く、ミニバンに近いアイポイント(目線の高さ)です。前方の見通しが良く、歩行者や周囲の状況を把握しやすいため、長時間の勤務でも精神的な疲労が軽減されます。

・「働く人のため」のコックピット
ハザードスイッチがハンドル右側に配置されていたり、収納ポケットが充実していたりと、ドライバーの動作を最小限にする設計がなされています。

・最新の安全装備(Toyota Safety Sense)
衝突被害軽減ブレーキなどの安全機能を標準装備。万が一の際の安心感が、心のゆとり(=安全運転)に繋がります。

・ハイブリッド車ならではの静粛性
LPGハイブリッドエンジンを搭載しており、信号待ちや低速走行時は非常に静かです。車内の静かさは、ドライバーのストレスを大きく下げてくれます。

【お客様にとっての良さ】

・乗り降りのしやすさ
低床設計(地面から32cm)と大開口の電動スライドドアにより、高齢者の方や着物の方、小さな子ども連れの方などでも楽に乗り降りできます。

・広々とした室内空間
天井が高く、足元も驚くほど広いため、大きな荷物を持った旅行客や車椅子の方もそのまま乗車可能です。ベビーカーもコンパクトタイプであれば折りたたんで後部座席に一緒に入れることができます。

車種も含めたタクシー会社チェックは「タクルート」で

JPN TAXIの導入が進んでいることもあり、最近のタクシー会社の多くは未経験の方に最新設備の整ったJPN TAXIを割り当てることが増えています。操作が現代の乗用車に近く、ナビやモニターも見やすいため、早く仕事に慣れることができます。また「GO」などの配車アプリでは「JPN TAXI指定」で呼ぶお客様が増えている傾向にあります。

一方で、ビジネスやフォーマルシーンで根強い人気のあるセダン型も、企業のタクシーチケットや待機場、VIP送迎、報道機関の専属ハイヤーなどの法人契約等で幅広く利用されています。

多くのタクシー会社では車両の入れ替えが進んでいますが、あえて両方の車種を取り揃えている会社もあります。最新の設備でトレンド車種に乗ってみたいなら「JPN TAXI」、伝統的な運転技術を磨き、フォーマルな接客を目指したいなら「セダン型」など、タクシー会社選びの際に「どんな車に乗れるのか」をチェックしてみるのも面白いかもしれません。

取り扱い車種を含めたタクシー会社の情報探しは、ぜひタクルートからチェックしてみてくださいね。

【参考】
・国土交通省
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha07_hh_000178.html

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