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地域別に見るタクシー業界の平均年収 稼げる地域は?

タクシードライバーを目指す方にとって、タクシー業界の平均年収は気になる点ではないでしょうか。タクシー業界の収入は首都圏や地方、観光地かどうかなど、エリアによって変わってきます。今回は「自交総連」が発表しているデータを参照に、都道府県別の収入を見てみましょう。

平均年収1位は東京 上位ランクイン地域の特徴は?

「自交総連」は、タクシー・ハイヤー、自動車教習所、観光バス労働者が組織する労働組合です。全国33都道府県に約400組、2万300人の組合員がいます。「自交総連」が発表した2018年と2019年の「都道府県別タクシー労働者平均年収」が下記になります。

■2018年度都道府県別タクシー労働者平均年収

1位: 東京 約470万円
2位: 愛知 約430万円
3位: 神奈川 約395万円
4位: 京都 約388万円
5位: 岐阜 約364万円
43位: 宮崎 約254万円
44位: 沖縄 約250万円
44位: 高知 約248万円
45位: 青森 約234万円
46位: 大分 約230万円
最下位: 秋田 約212万円

 

こちらのデータはすべての日勤・夜勤・定時制など勤務形態を含むものとなりますが、2018年度の1位は東京の約470万円。日本の首都であり人口1400万人近くを誇る東京は、必然的にタクシー利用率が高まります。東京を中心とする関東首都圏は3位に神奈川がランクインしており、埼玉や千葉も300万円代後半の年収となっています。また2位の愛知は東海圏の主要都市として、また岐阜や三重など観光地の中継地点として利用者が多いと考えられます。4位の京都は世界的な観光地。日本人、外国人観光客の利用も多いため年収に反映されていると思われます。6位の大阪(約359万円)を抑えてランクインした岐阜は、名古屋へのアクセスもよく、観光地としても人気エリア。こうして見ると、人口の多い都市や観光地を有する地域の平均年収が高くなっています。

一方43位から最下位までを見ると、沖縄など観光地として人気なエリアも入っていますが、やはり人口の少ない地方エリアに集中しています。

上位の平均年収は上がり400万円超えに

次に2019年度のデータを見てみましょう

■2019年度都道府県別タクシー労働者平均年収

1位: 東京 約484万円
2位: 静岡 約416万円
3位: 神奈川 約414万円
4位: 大阪 約412万円
5位: 千葉 約389万円
43位: 宮崎 約254万円
44位: 沖縄 約249万円
44位: 大分 約242万円
45位: 秋田 約241万円
46位: 宮崎 約233万円
最下位: 徳島 約205万円

 

2019年度の平均年収を見ると、1位は変わらず東京です。ランキング上位5組のうち4位までが400万円超えと平均年収が上がっていることがわかります。ランキング下位はやはり地方に集中しており、こちらは2018年度よりも平均年収が下がっています。上位と下位では平均年収に200万円以上の開きがあります。

こうしたデータを見ると、「稼ぎやすい地域」と「稼ぎづらい地域」があることがわかります。タクシードライバーとして働く際には、就業希望地域の年収はもちろん、観光地や産業都市、オフィス街が多いかなど、その土地の環境もチェックすることをオススメします。

タクシー業界は、隔日勤務や深夜勤務、日勤などさまざまな働き方があります。割増料金が発生する深夜勤務は稼ぎやすいとされていますが、繁華街や主要駅があるかどうかなども影響してきます。また流し営業が難しい場合でも、会社によってはタクシーチケットや無線配車、専用乗り場などを設けて稼ぎやすい環境を整えている場合もあります。人口の少ない地方や山間部エリアでも、地域密着型で昔からの顧客の送迎を担当している会社もあります。

地域によって平均収入に差が出てくることは事実ですが、
・自分が働きたいエリアの街の特徴を知ること
・それぞれの地域のタクシー会社のサービス内容を把握すること
で、「稼ぐためのコツ」をつかむことができます。

現在はコロナ禍でどの地域も深夜帯のお客様は減っていますが、その分、買い物代行や飲食店のデリバリー、医療従事者送迎やワクチン配送など新たなサービスを展開しているタクシー会社が増えています。コロナ禍でさまざまな業界が影響を受ける中で、タクシードライバーは今も需要が増え続けている職業です。

地域別の平均年収データを参考にしながらも、働くエリアの特徴や各タクシー会社のサービスを検討してみてはいかがでしょうか。タクシードライバーに興味のある方、ドライバーへの転職をお考えの方は、「タクルート」からご応募ください。

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