あります!、が…。
労働基準法というものが日本にはあります。その中の決まりから、勿論タクシードライバーさんにも有給休暇はあります。ですが、細かい仕組みや決まりは会社によって様々です。
そして根本的に一般的な会社とは「有給」のもつ意味が違ってきます。一般的な完全固定給の会社なら、その給与から休んだ分をカットしない休みが「有給」になります。
けれどもタクシードライバーの仕事は基本的に歩合制です。なので、出勤したとみなしてその給与を保障するのが「有給」休暇となるのです。前月の1日平均の給与の80%を保障、等とその基準は会社によってまた違います。
そして足切りがある会社は、その金額が日数によって変わる仕組みじゃない限りは休んだ分少ない乗務日数で達成しなくてはいけないということもあります。
そういったことから、「有給」休暇を使うと月の給料が大幅に下がる可能性もあるため使えるけど使いにくい!と感じてしまうこともあると思います。
ただ基本的にはタクシー会社の規模に関係なく、有給を含めた休み(遅刻や早退等も)は取りやすいと感じているドライバーさんが多いようです。チームでする仕事じゃないことから、他の人への目を気にする必要がないということも大きいのでしょう。
会社員だと体調不良でも上司や同僚の目が気になって休めず無理して出社、なんて話もよく聞きますがタクシーの世界はそういったことがあまりなさそうです。
有給休暇をうまく活用し、3連休を取ることも可能です。もっと多く、1週間くらいの連続休暇を取得して長期で旅行に出る人もドライバーさんには多いみたいです。
このような仕事は他にはそれほどないと思いますので、スタイルが自分に合っている人にはタクシードライバーの休みのシステムは合っているはずです。
会社によってはやはり「有給」休暇に良い顔をしないところもあるでしょうし、退職するときにさえも消化させてくれずに辞めることになるというパターンもなくはないので気を付けましょう。
たくさん働いてプライベートな時間や休息を有意義に取れるよう頑張りましょう!